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執筆者の写真栗原ヴァイオリン・ピアノ教室

レコーディング・プロジェクト、本格開始!

弦楽四重奏、五重奏の新曲のレコーディングを目指し、7月に始まったクラウドファンディング。

2か月の期限が迫る中、無事に目標資金額を達成することができました。一般的に、クラウドファンディングの成功率は3割前後と言われています。暖かいご支援をいただけたことに、感謝の気持ちでいっぱいです!


今回レコーディングするのは、ジャズピアニストの ジョニー・トッド氏による弦楽四重奏曲「Tokyo Suite」。ジャズ・トランペッター、故ニール・ストルルネイカー氏の弦楽五重奏曲「Twilight Is Now」。


トッド氏の「Tokyo Suite」(東京組曲)、どんな作品なのでしょうか?カッコ内は私の勝手な訳です。


1 Ouverture (序曲)

   東京に生きる人々の、賑やかでポジティブな日常。


2 Tokyo style (東京スタイル)

   伝統と超モダンが混在する都市、東京。


3 Kaminari Mon(雷門)

   浅草のシンボル、浅草寺の門。


4 Contemplations(黙想)

   寺院が内包する精神性について、深く思考してみる。


5 Edogawa Blues(江戸川ブルース)

   作曲家の“故郷”へのオマージュ。


6 Scherzo(スケルツォ)

   活気と陽気さ溢れるシティー・ライフ。


7 After Hours(アフター・ファイブ!?)

   日没後の東京が見せる、別の表情。


8 Roppongi Night(六本木の夜)

    東京の夜の遊び場。


ニール・ストルネイカー氏の「Twilight Is Now」(今は黄昏時)

はわずか数分の曲ですが、非常に心惹かれる、短いのに壮大な小品です。


私がヴィオラで弾く旋律は、わずか2種類。低弦楽器たちが同じ旋律を繰り返し繰り返し弾き続ける上に、高音のヴァイオリンのメロディーが少しずつ形を変えながら煌めきます。


トッド氏の曲からは都市そのものの、またそこで暮らす人々の息遣いが聞こえてくるようですが、ストルネイカー氏の曲は印象が全然違います。見渡す限り周囲に人間は一人もいない…ただ吸い込まれそうな星空に魅入られているような気がしてきます。私が生まれる前も、そしていなくなった後も、宇宙は変わらずずっとそこに存在し続けるのだろうな…な〜んて! 


惜しくも昨年ガンで亡くなられたストルネイカー氏も、きっとどこかで私たちの演奏を聴いていてくれることを願っています。




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