先日、立川市のチャボヒバホールにて弦楽五重奏曲の録音が行われました。
私はヴィオラでの参加。
とても音響の良いホールで、弦楽器の音がやわらかく響きます。
舞台上には外の光を取り入れられる窓があり、時間ごとに変わって行く光も幻想的でした。
窓からは石庭が見えていて、ちょっと禅を感じてしまいました!
今回レコーディングした曲は、Neal Stalnaker氏の「Twilight is now」。
ジャズ・トランぺッターだったニールさんは、惜しくも昨年、ガンで亡くなられました。
ホールには才能ある画家でもあった彼の絵画作品が飾られました。
喉頭ガンを患い、トランぺットの演奏が困難になり、新たな創造活動の道を見つけようと描き始めた絵。音楽が奏でられなくなっても、別の形で表現することができる…湧き上がる創造力を、病魔も奪うことはできませんでした。
収録に合わせて飾られた絵は、今回の曲のイメージに近いものだそうです。
絵を眺めながら演奏をしていると、なんだかニールさんが見ていてくださるような気がしました。ご本人に喜んでいただける演奏ができていたら、演奏家としても幸せです。
今回収録した曲はクラウドファンディングにご出資くださった方々への返礼品になっていますがが、皆さまに聴いていただける状況になった時にはお知らせいたします。
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